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側近「失礼します」ガチャッ
魔王「……」
姫「!?」ビクッ
姫(なに!? なんでいきなり入ってくるの!?)
魔王「ウ、ウガ……」
姫(ヤバイ、私が魔王の声をやらないと!)
魔王『側近よ、なに勝手に入ってきておるか。いいところだったというのに』
側近「魔王様……」
魔王『なんだ』
側近「あんたの天下は今日で終わりだ!」
姫「へ!?」
側近「人類支配という目的も忘れ、人間の小娘などと遊び呆け……」
側近「あんたの身勝手な独裁には、昔から我慢ならなかったんだよ!」
姫(クーデター!?)
側近「喰らえッ! 爆破呪文!」
ボウンッ!
魔王「ウガァッ!」ボロッ…
姫(ゲーッ! 今の魔王は死んでるから、熱には弱いんだってば!)
側近「おおっ、私の呪文が通じる! やはり私が魔王軍最強だ!」
姫(不完全とはいえやっと蘇らせたのに、なんてことしてくれるのよ、このバカ!)
側近「トドメだ!」
ボガァァァァァン!!
側近「や、やった……!」
側近「!?」
姫「痛い……」プスプス…
側近「な!? なぜ姫が!? 魔王の盾に!?」
姫「えーと……この小娘の体を操り、盾とさせてもらったのだ」
側近「くっ、なんという卑劣な! ならばもう一撃――」
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